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会計の必要性

会計ってなんのためにあるんでしょう。

突然そんなことを考え出したのは、
知り合いのお医者さん、
クリニックを経営している方なのですが、
その方が税理士への不満として、
「わかりきったことばかり言ってくる」
とボヤいていたからなんです。

「わかりきったことばかり」とはどういうことか、
と聞いてみたところ、
たとえば売上や利益についてだ、とのご回答。
「先月の売上は○○円でしたね」
「人件費が○○円と前月より増加しています」
「最終の利益が○○円になっています」
などなど、こういったアドバイスは不要だ、と。

そんなこといちいち言われなくても良い。
それぐらい知っているに決まっているだろう、
誰が経営していると思っているんだ。

いやあ、手厳しいですね。
そういわれてしまうと身も蓋もない。
しかし、これってすごく本質的な指摘だと思うのです。

オーナー企業、それもオーナー社長が社内全体を
見渡せるレベルの規模の会社においては、
会計情報の重要性って小さくならざるを得ないと思います。
極論すれば、不要な場合すらあるでしょう。
例えばジャイアンの実家、剛田商店が会計情報に基づいた
意思決定をしているようには到底思えませんが、
それでもめちゃくちゃな意思決定をすることはないでしょう。

もちろん、税金の計算などの場面では必要でしょうが、
少なくとも、マネジメントのツールとして、
特に小規模な事業において会計って実はそんなに必要ない。
儲かったかどうかは銀行の残高をみれば一目瞭然です。

やっぱり、どこまで行っても会計は、
「オーナー」に対し「経営者」が
事業の内容を報告するためのツールでしかなく、
オーナーと経営者が同一である場合には
その必要性って薄くならざるを得ないと思います。

クリニックのお医者さんも、いざ自分が一線を退き
知り合いの医者にクリニックを任せた瞬間、
そのクリニックの業績を把握するために
会計数値と向き合う必要が出てくるはずです。
それまでは、彼が非常に優秀だというのもあり、
会計情報は彼にとって不要なのでしょう。

もしくは、彼のクリニックが大きくなり、
自分自身で全体を見渡せなくなったとき、
そのようなときにも会計情報に頼らざるを
得なくなるかもしれません。

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