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コーヒーサーバー

こんにちは、めっきり涼しくなってきましたね。

最近、海外のお客様とお付き合い
させていただく機会が増えておりまして、
確かにお客様の目線に立つと
何て住みにくい国なんだろう、と思うことが多々あります。

例えば銀行です。
外国人が相手だと、なかなか口座を開設してくれません。
当座預金ならともかく普通預金も開設してくれないのです。
犯罪に使われるかもしれないから、というのが理由だそうですが、
犯罪に使うなら敢えて外国人の名前では開設しないでしょ、
なんて思ったりするのですが・・・

こんなに杓子定規で形式主義なのは
日本ぐらいだろう、とがっかりしていたところ、
フランスも似たり寄ったり、
むしろフランスの方がひどい、という話を聞きました。
フランス人から直接聞いたので間違いありません。

その彼の話で衝撃的だったのが、
オフィスのコーヒーサーバーってありますよね。
カップをセットしてボタンをおすと
アツアツのコーヒーを注いでくれるやつです。
フランスではオフィスでコーヒーを飲むたびに
税金がかかるというのです。

どういうことかというと、

「コーヒーサーバーは会社のものである。
よってそこで作られるコーヒーも会社のものである」
「コーヒーを飲むのは従業員である。
よってコーヒーが会社から従業員に譲渡されている」
「よって、会社はコーヒーの売上を計上する必要があり、
その売り上げに見合う消費税を納付する必要がある」

ということだそうです。
会計的には、 人件費/売上 という仕訳になるのでしょうね。

日本ではコーヒーサーバーのレンタル料等を
福利厚生費として処理することが多いのかなと思います。
日本でも現物給与という考え方があり、
従業員に食事を支給している場合には
食事代が給与として認定されますが、
さすがにコーヒーまでは大丈夫かな、と思います。
この点、フランスの方が取り扱いがより厳密なのですね。

ちなみにその彼はフランスからオーストラリアに引っ越したところ、
何もかもがすごくフレキシブルで住みやすいと大絶賛です。
やっぱり英語圏が融通が利いて住みやすいそうです。
こうして日本やフランスから優秀な人材が
流出していってしまうのかもしれません。

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